初心者におすすめの万年筆はLAMYサファリ

万年筆

文房具や万年筆に興味をもった方なら、1度はLAMY(ラミー)の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

私はラミーのサファリというシリーズが好きすぎて、気がつくと万年筆は17色18本、ボールペンやシャープペン、ローラーボールを合わせると20本以上集まっていました。

サファリシリーズは毎年限定色が出ていて、好みのものを集めるのも楽しいですよ。ラミーの万年筆が気になる!という方、過去にどんな限定色がでていたのか知りたい方に、その魅力をお伝えしたいと思います。

LAMYのサファリは小学生が正しく持てるように作られた

LAMY(ラミー)は1930年に創業されたドイツの文房具メーカーです。工業製品デザインに優れたドイツらしい、モダンでシンプルなデザインの製品が多くて、デザイン系の方にも多く支持されています。

ラミーの製品はいろいろとありますが、すべてデザイナーによってデザインされていることからも、デザインへのこだわりを感じますね。どのデザイナーがどのシリーズをデザインしたか、公式ページで読めますよ。

サファリのシリーズはヴォルフギャング・ファビアン氏によるデザインです。公式サイトなどで情報が見つけられなかったのですが、砂漠のようなタフな環境でも使える筆記具として、デザインされたシリーズがサファリ、と聞いたことがあります。

一方、伊東屋のサイトによると、ドイツでは小学生から万年筆を使うので正しい持ち方ができるよう、人間工学に基づいてつくられたとのこと。

小学生は砂漠に行かないから、砂漠ネタはガセなのかな?

どちらの用途であっても、いや、むしろ砂漠より小学生が使う方が頑丈さが求められますね。サファリは樹脂素材が軽く、大きなクリップでポケットなどに入れやすく、キャップは勘合式(カチッと閉めるタイプ)で片手で扱えるようにできています。

「ニブ」と呼ばれるペン先はスチールでてきています。いわゆる「鉄ペン」ですが、鉄でできているわけではありません。スチールも軽くて丈夫な素材ですよね。その素材通りの、軽くてガシガシ書いてもびくともしない、そんな安心感があります。

ニブの太さの違いについてもまとめたので、ニブ選びに迷うという方の参考になると嬉しいです。

質実剛健なところと、カラフルな見た目がサファリの魅力だと思います。

万年筆入門にぴったりな価格と品質

ラミー サファリを万年筆初心者さんにおすすめする理由は2つ。

  • 価格が手ごろ!
  • 品質のばらつきがない!

最近は値上がりしてはいるものの、万年筆でも4000円台で買うことができます。平行輸入のものなら3000円台やそれ以下で買えることもあるので、価格はしっかり比べてみてください。

次に品質。工業製品の国、ドイツの製品らしく品質のばらつきが少ないと思います。私自身、サファリの万年筆で書きづらかった、ペン先が食い違ったりしてきれいな線が書けなかった、という経験は一度もありません。最近は基本的にネットで購入していますが特に問題ありません。

鉄ペンだけど、育てる楽しみも味わえる

LAMY Safari 万年筆のニブ比較

ペン先に関連してもうひとつ。ペン先はスチール製のいわゆる「鉄ペン」で、使い始めは少し鉛筆を思わせるようなサリサリした書き心地です。

万年筆のだいご味として、ペン先が自分の筆記角にぴったりあう=ペン先が育つことがあるのですが、ラミーは鉄ペンでもペン先の育つのをばっちり感じられます。ある日突然、ペン先のサリサリがなくなって、自分にピッタリ合うことを感じられます。

ラミーはスチールペン先ですが、ちゃんと万年筆のだいご味を感じることができます!ぜひ、手になじむまでガシガシ、たくさん書いてください。

限定サファリは集めたくなるカラフルさ

私のLAMYサファリ 万年筆は全部で17色

写真は私の手持ちのサファリ万年筆です。限定色が中心なので、発売年をご紹介します。色の後ろのアルファベットはEFが極細字、Fが細字、Mが中字で、ペン先の太さを表します。

  • 旧定番色
    • 赤×黒クリップ(F)
    • 黄色×黒クリップ(F)
    • 青×黒クリップ(F)
  • 限定色
    • 2007年 ホワイト(EF)
    • 2008年 ライムグリーン(F)
    • 2009年 オレンジ(F)/ピンク(F)
    • 2010年 ジャパンリミテッド(F)赤クリップ
    • 2011年 アクアマリン(EF)/フレンドシップペン(F)日独友好150周年記念
    • 2013年 ネオン(EF)
    • 2014年 ネオンコーラル(M)
    • 2016年 ダークライラック(EF)
    • 2017年 ぺトロール(EF)
    • 2019年 ミントグリーン(F)
    • 2020年 キャンディマンゴー(EF)
    • 2021年 サバンナグリーン(EF)

こうやってまとめてみて、購入しなかったのは2012年、2015年、2018年、2022年の4本だけということに気づきました。結構集めたなぁ…。

なお、最近の限定色は毎年複数でているのでコンプリートからは程遠いです。さすがにちょっと集めても使いきれなくなるので、お気に入りカラーだけ買うようにしています。

2021年の限定、サバンナグリーンは、サファリが誕生した時のカラーの復刻です。サファリの原点ともいえるカラーなので持っていて特別感がありますね。

LAMYサファリの万年筆は初心者さんにおすすめ!きっと好みのカラーが見つかるはず。ぜひお気に入りの1本を見つけてみてください。1本ですむといいですね…沼でお待ちしています。

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