万年筆に興味があっても、線の太さごとにペン先が違って、何を選べばいいの?と困っている方、いらっしゃいませんか。
LAMYサファリのニブを比較したブログに引き続き、万年筆ニブの太さと選び方の投稿です。
ニブ選びに迷っている方のお役に立てると嬉しいです。
国産万年筆のニブ比較
国産万年筆、と言うとメジャーなのは3つのメーカーです。
この中で何故か私はセーラーの万年筆を持っていないので、今回はパイロットとプラチナの万年筆比較になります。
パイロットとプラチナの万年筆ニブ比較
手持ちの万年筆から、4本をピックアップしました。
- Fニブ パイロット カスタム K.ITOYA限定モデル 金ペン
- Fニブ パイロット kakuno 鉄ペン
- Mニブ パイロット kakuno 鉄ペン
- 中字 プラチナ 3776センチュリー 金ペン
一番手前のプラチナのニブのピントが合っていなくてすみません。
筆記線の違いを見てみます。
パイロットは3本とも、パイロット純正のブルーブラックインキ、プラチナもプラチナのブルーブラックのインクを入れています。
パイロットの3本とも同じタイミングでインクをセットしたのですが色が違っています。F字のkakunoはかなり使い込んでいて、ペン芯にインクが残っているためだと思います。万年筆ならではです。
パイロットは「インク」ではなくて「インキ」と言っています。こだわりですね。
字幅ですが、パイロットのFは金ペンでも鉄ペンでもほぼ同じ。M字(中字)はパイロットもプラチナもほぼ同じ字幅です。
この4本で使い込んでいるのは、kakuno のF字とプラチナの中字です。プラチナは10年ほど使い込んでいる割にはLAMYのように字幅が太くなっている、という感じはしません。
そういう安定感は国産メーカーらしいですね。
パイロット、プラチナとLAMYサファリの比較
万年筆のニブは国産と外資系だと、一般的に国産の方が文字の太さが一段階細いのですが、実際に比較してみたところ、個体差が大きいことがわかりました。
ラミー サファリと比べてみたところ、Mはほぼ同じ字幅。Fも新しいものはほぼ同じ字幅でした。一番下の段にある10年使ったサファリのFだけ太いです。
こうやって比べてみると、あまり変わらないのですが、使い込んでいったときに字幅が太くなっていくことも頭の片隅に置いてニブを選ぶとよいと思います。
パイロットとプラチナでは同じ表記の字幅なら、ほぼ同じと考えてよさそうです。国産は使い込んでも、LAMYほど字幅は変化していません。
細字で安定してたくさん文字を書いていきたいなら、国産メーカーのF字がおすすめです。
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