LAMYの伊東屋限定サファリ。漢字ニブは漢字を書くのに最適でした

万年筆

万年筆が好きで、LAMYのサファリを18本持っている私。この度19本目に購入したのは伊東屋限定のサファリ、漢字ニブ。

サファリ好きならぜひ試してみたい、漢字ニブは、漢字を書くのに最適なのか?実際に使ってみました。

漢字ニブは通常ニブよりちょっとお高めなので、買う前にいろいろ調べたくなりますよね。購入を迷っている方のお役にたてると嬉しいです。

LAMYサファリの漢字ニブって何?

2022年に限定でホワイトレッドクリップのサファリが発売されました。

その時の万年筆に【漢字ニブ】があり、先行販売で瞬く間に完売。大人気で、その後の発売でもアッという間に売れてしまったニブでした。

もともとサファリにはEF、F、M、Bのニブがあり、太さで分類されています。そこに【漢字】という、どんな字を書くのかという新しい視点が加わったのです。

漢字のように画数が多く、止め、はね、はらいのある字を書くのに適した万年筆は、国産メーカーのものと思われていたところに、まさかのドイツ、ラミー。おそらく、中国と日本を意識しているのではないかと思うのですが、とても嬉しいサプライズです。

すっかり乗り遅れてホワイトレッドクリップを購入できなかったのですが、伊東屋とコラボしたLAMYサファリに漢字ニブがあることを知りました。

safari×itoya copper 01は伊東屋コラボの大人なサファリ

伊東やコラボのサファリは、一見サファリには見えない高級感ある佇まい。

軸の素材はいつものサファリですが、少しざらざらした梨地のボディにコッパーのクリップがおしゃれです。

ITOYAのロゴ入りながら、決してノベルティみたいな雰囲気にはならないところがさすがです。

お値段が通常ニブで5500円、漢字ニブでは7700円といつものサファリより高級ですが、大人のサファリ、いいですよ。

名前にcopper01とあるので、密かにシリーズ化を期待しています。

漢字ニブと通常版のニブを比較しました

書き心地を比べるために、ニブを比較。見た目の違いは一目瞭然。

漢字ニブはニブが途中からシュッと絞られていて、切り割り(スリット)のある部分のほどんどの幅が細くなっています。これがニブに柔らかさをもたらすのかな?と期待。

ITOYAモデルはブラックのニブ。

黒いニブは過去にも出ていて、今回比べた過去の定番「青×黒クリップ」の万年筆とニブ自体は似ています。ただ「漢」の刻印がクッキリしていて、高級感がありますね。明朝体の「漢」の字もなんだか新鮮です。

漢字ニブの特徴は濃淡が出るインクフローの良さと、柔らかさ

早速、LAMYの純正、ブルーブラックのカートリッジをセットして試し書き。一番上が漢字ニブです。

ファーストインプレッションは、柔らかい!スチールペン先ながら、カリカリ感は無し。10年以上使った、私の中で最高のライムグリーン軸のLAMYのFと似たような、ふわふわした書き心地です。

比較した2本に入っているインクは、ライムグリーンにモンブランのロイヤルブルー(うろ覚え)、青軸にラミーのブルーが入っています。

インクの色は違いますが、漢字ニブはインクフローが良くて、濃淡がしっかりでるのがわかります。

この後、育児日記をこのニブで書いたのですが、滑らかに書けますし、トメ、ハネ、ハライのうち、特にハネとハライがきれいに書けるように感じました。

サファリの漢字ニブはノートむき

漢字ニブは、通常のニブで言うとFからM相当ではないか、という私の見立てです。

個体差もあると思うので、断言しにくいのですが、やや太めなラインが出ると思いました。

用途としては罫が太めなノートや日記帳が思い浮かびます。手帳にこまごまとたくさん書きたい方には、漢字ニブはちょっとむかないかな。

とても楽しいニブながら、まだ書き出しの独特のふわっと感にびっくりする位には慣れていないので、しっかり使い込んでいきたいです。

LAMYサファリの漢字ニブは、名前の通り漢字が書きやすい。ハネとハライがきれいに書けるニブでした。

スチールペンながら、ふわふわした書き心地。

インクフローもよく、濃淡が出るので、万年筆の楽しさが凝縮された1本です。

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