ペリカン スーベレーンM101Nトータスシェルブラウンを銀座伊東屋のペンケアコーナー経由でメーカー修理に出しました。その時のブログの続きです。
これから万年筆を修理したい方、納期はどうなの?お値段はどうなの?と疑問に思われているのお役に立てると嬉しいです。
メーカー修理の期間はけっこう長め。余裕をもって依頼しよう
修理にだす時に2ヶ月と言われていましたが、少し早めの2ヶ月弱でした。
2ヶ月って結構長めですよね。余裕をもって修理依頼に持ち込むことをおすすめします。
また、納期については依頼時にきちんと確認しておくと、モヤモヤせずに待てますね。
私の場合、伊東屋の代表番号で携帯に着信がありました。
時期的に修理が終わったのだろうと予想はつきましたが、修理依頼時に修理代金が一万円を越える場合はお電話くださいと頼んでいたので、お見積の電話の可能性もあったのでかけなおして確認。
電話はペンケアに回されることなく、受付の方が確認して、修理完了を教えてくれました。
修理代金はあらかじめ見込みを聞いておけば安心
気になる修理代金ですが、パーツ交換でなんと、2200円でした😮
依頼時に4000円くらいと言われていたほぼ半額です。予想より修理範囲が狭かったんですかね。4000円であっても妥当だと思っていたので、とても良心的な価格でびっくり。
修理に出す前には、本体価格が3万円以上する万年筆なので修理代も高いと思い込んでいました。
伊東屋のPen Careでは修理価格の見込みを提示してくれましたが、もし価格提示がなければおおよその価格を聞いておくと安心です。
メーカーからの見積が出た時点でお電話をいただいて依頼するか決めることもできますし、修理を躊躇する金額を超えるようなら電話が欲しい、と言っておくと無駄なやり取りを省けるのでおススメです。
壊れたパーツの価格によるので一概には言えませんが、今回のような価格感なら、故障した時に迷わずメーカー修理に出したいです。
万年筆を分解したり自分で調整したりするのが好きな方は別ですが、私のように万年筆で字を書くのが好きな方には、壊れたら大きな文具店に持ち込み、メーカー修理がおすすめです。
引き取り時に持っていった方がよいもの
修理完了の連絡をいただいたら、あとは引き取りです。
修理申込み伝票の控えは財布にいれているので、仕事帰りに取りに行きました。
修理から戻った万年筆は万年筆サイズのビニールに入れられています。
あ、ペンケース持ってない、とそこで気づいたのでした。
引き取りに必要なものは2つ
- 修理伝票
- ペンケース
これから修理品をピックアップする方、ペンケースをお忘れなく!
私の場合、持ち込みの時は皮のロールペンケースに入れていったのですが、この日はLAMYサファリしか万年筆を持っていなかったので、ちゃんとしたペンケースを持っていなかったのでした。
盲点だった、、、。
結局、引き取り時に別の万年筆も購入したので(!)、その箱と一緒に紙袋にいれて動かないようにしてくれたものを持ち帰りました。
全く動かなかった尻軸は動くようになりました
修理に出したので当然、と言えば当然ですが、尻軸の不調はきちんと直りました。
もともと動かなくなってしまったのが上の写真。修理後の下はきちんと直ってネジがしまっています。
これで10年越しにトータスシェルブラウンを使えます!
復活したトータスシェルブラウンにはペリカンB.Bを入れました
復活して私の手元に戻ってきたトータスシェルブラウンには、もともとペリカンのブラウンを入れていました。
今回インク窓をみてもわかるように、ピカピカになって戻ってきたので、インクを変えてブルーブラックを入れることにしました。
手元にあるペリカンのブルーブラックのボトルインクは、デザイン変更直前に購入したもの。そのまま本格的に使うことなく仕舞っていました。
蓋を開けてみて、変なにおいもしませんし、滓などもできていないので自己責任で使います。
ペリカンブルーブラックはいわゆる「古典インク」。「没食子インク」という、水にも強く長期保存が可能なものです。
ペリカンのブルーブラックが染料インクではないか、という話が定期的に万年筆好きさん界隈では語られるのですが、古典インクという証明は、有名ながりぃさんという方が「趣味と物欲」というブログで長年研究して公開していらっしゃるので、ご興味のある方はぜひお読みください。
保証期間が過ぎた万年筆でも、購入店じゃなくても、銀座伊東屋のペンケアは修理対応してくれます。
修理時間がかかることがあるので、部品交換を伴うメーカー修理は時間の余裕をもって頼みましょう。引き取り時はペンケースを忘れずに!
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