万年筆好きで10年以上使っているのですが、今年になって初めて万年筆が壊れて修理に出しました。
今まで幸いにも修理に縁がなかったので、どうやって修理にだせばいいのか、わかりませんでした。
そこで、修理の出し方を調べたので記録に残しておきたいと思います。
手持ちの万年筆が壊れてしまったけれど、どうしてよいかわからない。どこで修理できるのかわからない、という方のお役に立てると嬉しいです。
未使用でもペリカン万年筆の尻軸が壊れることがある
今年の2月頃、10年前に買ったまま眠らせていた、ペリカン スーベレーンM101Nトータスシェルブラウンの万年筆をいい加減に使おう、と思い立ちました。
これはペリカンのM101シリーズの復刻版で、手に入れたもの。
ちょうどペリカンのブラウンのインクがあったので、インクを吸わせようとしたら、何かがおかしい。
一度インクを吸引してみたら、吸引した量力が少ない気がして、もう一度インク瓶にペン先を沈めて尻軸を回そうとしたら、うんともすんとも言わない。
万年筆を眺めてみたら、尻軸が浮き上がっているじゃないですか。
少し検索してみたところ、ペリカンの万年筆は接着剤の劣化で、尻軸が外れてしまうことかあるようでした。
自分で直している方もいましたが、私にはその技術はないので修理に出すことにしました。
Amazonで10年以上前に買った万年筆はメーカー修理に出せるのか?
一番最初に困ったことは、修理できるのか。
10年以上前に買った万年筆なので、当然保証期間はすぎています。
また、Amazonで買ったのですが、Amazonから直接購入したのではなさそうで、履歴を見てもどの店舗から買ったのか、記録がありません。
楽天ならショップから買うので、そのショップに修理相談もできると思うのですが、Amazon経由ではそうもいかず。
また、Amazonが直接販売したものは保証期間内はメーカー修理対応してくれていますが、あくまで保証期間内の話し。
ということで、修理費用はかかるとしても修理を受けてくれるところを探すことにしました。
ペリカンの万年筆はどこで修理してもらえるのか?
最初にペリカンの日本代理店はないか、探しました。
ホームページはグローバルのサイトにリダイレクトされてしまいます。
リペアサービスというページもありましたが、購入した店舗に相談か、お問い合わせフォームから連絡してね、という内容。
このフォームがどの国でみられているかわからなくて英語で問い合わせるのもちょっと違うかな、と。いうことで購入品でなくても修理受付窓口になっている文具店を探すことにしました。
伊東屋のPen Careに持ち込んで修理依頼
万年筆の修理で検索すると、調整の話がおおく出てきます。
万年筆の場合は
- 修理=壊れたものを直す
- 調整=壊れていないものを、より自分の好みの書き味に変える
です。
ペンクリニックのエピソードのブログなどもあり、そこなら修理も受け付けてもらえそうですが、あいにく地元の文具店でペンクリニックが開催されたことはなさそうです。
でも、ペンクリニックをやるような大きな文具店だったり、万年筆に力をいれている文具店ならメーカー修理に回してくれるのでは?と目処をつけて、銀座の伊東屋へ。
銀座の伊東屋には、Pen Careのコーナーがあって、その場で調整をしています。
サイトにも、部品交換を伴う修理はメーカーにまわす旨が書かれていますし、天下の伊東屋、ペリカンに繋いでくれるだろう、と。
実際行ってみて、私のトータスシェルブラウンの状態を見ていただき、あっさりメーカー送りが決まりました。
修理期間はコロナの影響もあって2ヶ月とのこと。修理代金は4000円目処とのことで、お願いしました。
何でもWEBで済ませる時代なので、ネットで検索してみましたが、万年筆の修理は文具店に持ち込めばOK。
東京なら伊東屋や丸善。ロフトやハンズでも万年筆のコーナーがあれば聞いてみる価値はありそう。もちろん書斎館のような店舗も良さそうです。
ただ、伊東屋以外は私が確認したわけではないので、行く前にお電話などで確認されることをオススメします。
私のトータスシェルブラウンは既に修理を終えていて、あとは取りに行くのみの状態です。
修理後のことはまた別の記事にしたいと思います。
万年筆が壊れたら、大型文具店や万年筆に力をいれている文具店経由でメーカー修理に回すのが良さそうです。
コメント