社会人も中堅どころになってくると、後輩の教育、会社や部署全体の売り上げ管理、会社全体のためのプロジェクトものなど、もともとの自分の担当する仕事以外の仕事が増えていきます。
そういう私も社歴20年以上の中堅。営業として自分の売り上げのための仕事に加え、やることが増えています。
そうなると、徐々に溜まってくるイライラ、もやもや。しまいには「なんで私ばっかり…」という考えが頭をぐるぐる。同じような気持ちになったことのあるビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。
そのイライラ、もやもやのループから抜け出すコツをご紹介します。
ジャーナリングは書く瞑想
「ジャーナリング」という言葉を聞いたことはありますか?「書く瞑想」ともいわれる、頭の中をすっきりさせるノート術です。
簡単に言うと、頭の中のモヤモヤをノートに書きだしてすっきりさせる、といった感じ。
原因がはっきりした悩みよりも、何となく嫌な感じ、もやもやする、など漠然とした悩みに合っている対処法だと思います。
ジャーナリングに必要なアイテムは2つ。大切なのは集中できる場所
私がおすすめするジャーナリング用アイテムは2つ。
- ノート:お気に入りのノートでもいいし、ガシガシ書くためにあえてこだわらないノートでもOK。
- 筆記用具:一番のお気に入りの筆記用具。私のおすすめは万年筆と、コクヨのファインライター。どちらもペンの重さだけでサラサラかけるのが特徴です。
そして重要なのは、誰にも邪魔されずにジャーナリングに取り組める場所。
私は通勤途中の乗り換え駅の中にあるカフェを利用することが多いです。いつも適度に混んでいるので、静かすぎず雑音があって、コンセントがあるため仕事をしている人も多め。人目を気にせずに書き物ができます。
とにかく思いついたことを片っ端から書き出そう
ジャーナリングで行うことは、思いついたことを片っ端からノートに書き出すこと。
それだけです。
書き方が気になる方もいると思いますが、なんでもOK。いろいろな書き方があると思います。
- 文章で書く
- 箇条書きで書く
- 図を作る
- イラストで描く
どんな書き方でも、その時の頭の中にあるものを書けばOKです。
上の写真は実際の私のジャーナリングノートですが、全て文字で書いています。さすがに中身は見せられないのでボカシていますが、文字が並んでいる雰囲気が伝わるかと思います。
このジャーナリングノートは人に見せるものではないので、何を書いてもOK。
誰かの批判や、誤解を恐れずに言えば悪口でもOKです。モヤモヤの原因の多くは人間関係に関わることだったりしませんか。ノートに人のことを書くなんて抵抗があるかもしれませんが、その時思っていることをすべて、ありのままに書くことが重要です。
キレイに書く必要もないし、誤字脱字も気にしない。間違えたら二重線で消したり黒丸でつぶしたり、カッコ悪くても問題ありません。
唯一注意事項としては、人の名前なども書いているので、くれぐれもノートは人に見られないように管理すること。ルールはそれだけです。
ジャーナリング後はスッキリした気持ちが手に入る
頭の中にあることを「もうこれ以上書くことがない!」と思うまで書いたら、その日のジャーナリングは終了です。
それだけで自然とスッキリした気持ちになるから不思議なもの。
なぜスッキリするのか、私なりの解釈ですが、書くことで誰しも持っている思考の癖に引っ張られずに考えを外に出すことができるからだと思っています。
モヤモヤやイライラってループに入りませんか?考え事をするときに頭の中だけで行うと、自分の思考の癖に引きずられ、必要以上にネガティブになってしまったり、自分を責めるループに入ってしまいます。いったんループに入るとスッキリからは遠のくばかり。
でも「書く」という行為を介在させることで、思考の癖の強い力から離れ、頭の中をありのままに取り出すことができる。だからスッキリするのだと思っています。
ノートに書き出した後は、そのまま寝かせよう
思いのたけを書き出したノートですが、その後どうするのか?
頭の中を全て書き出したら捨ててしまいたい、という場合は捨ててしまってもよいと思いますが、個人的なおススメは手元に保管しておくことです。
私の場合は、書いたらそのまま寝かせています。
そして、気が向いたときに見返しています。後から見返すと、その時の自分の気持ちもわかるし、思考が整理されて解決策が見えてくることも。
たまにでよいので見返してみることをおススメします。
イライラ、モヤモヤが溜まってきたら、ノート1冊あればできるジャーナリングをやってみよう。
頭の中をすべて書き出せば、スッキリした気持ちになれます!
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