万年筆でも裏抜けしない。クレールフォンテーヌの美しいノート

愛用しているクレールフォンテーヌの美しいノート ノート

みなさんはふだん、どんなノートを使っていますか?私は高校生のころからノートが好きで、こだわって選んでいます。

特に万年筆が好きになってからは、万年筆でも快適に書けるノートを求めて、あれやこれや楽しんでいます。

そんな私のイチオシはフランスのクレールフォンテーヌ。

このブログが万年筆で裏抜けしないノートを探している方、手頃な価格でおしゃれなノートを探している方のお役にたてたら嬉しいです。

万年筆とノートの裏抜け問題

万年筆はインクの種類や線の太さによって、ノートの裏側に色が染みでてしまうことがあります。いわゆる「裏抜け」です。

写真のWEEKLYの文字はLAMYのF(細字)、インクはモンブランのロイヤルブルーでモレスキンのノートに書いたものです。

ところどころ点のように裏側にインクが染みた感じになっているのが「裏抜け」です。

その下のジェットストリームで書いた日付は、透けて見えてはいますがインクは染みていません。

裏抜けすると、片側しかノートが使えないので結構困る問題。

そこで、万年筆が好きになると、裏抜けしないインクや字の太さの組み合わせをさがしたり、裏抜けしないノート探しの旅に出ることになるのです。

クレールフォンテーヌは裏抜けしない

カラフルな表紙のクレールフォンテーヌ。写真は手持ちのストックですが、もっとカラーバリエーションがあります。

真ん中と左はレギュラータイプのマドラス。中の紙は白です。右側は少し高級なBack to basics 1951というシリーズでクリームの用紙で、どちらも太めの横罫線です。(方眼タイプもあります)

もともとクレールフォンテーヌのノートが好きだったのですが、15年ほど前に万年筆を使うようになって、その素晴らしさを再認識。

と、いうのも全然裏抜けしないんです。その理由のひとつはオリジナルのベラム紙といわれる紙。

特長は、にじんだり、裏側に透けたりしにくいこと。真っ白なのに、まぶしくないこと。そして書いた内容を長くとどめておける紙自体のしなやかな強さ。その秘密は、パルプの長繊維と短繊維の絶妙なバランスでの配合にあります。

これが、原材料から製本までを一括して自社工場で生産するクレールフォンテーヌ社ならではのクオリティ。べラム紙のテーマは、「インクに恋する紙」。書くよろこびを支え、あふれるアイデアをそっと後押しする存在でありたいと考えています。

クレーフォンテーヌブランドページ

「インクに恋する紙」なんて、なんともフランスらしい。

ノートの中面はこんな感じです。

白い紙はマドラスの中面なのですが、白い紙にパープルのラインが美しいと思いませんか。

そして何より機能性の高さ。私の手持ちのインクでクレールフォンテーヌのノートで裏抜けするものはありません。

例えば一般にパイロットのインクは裏抜けしやすいし、ドクターヤンセンのゲーテも紙を選びますクレールフォンテーヌならびくともしません!素晴らしい!

クレールフォンテーヌはフランスの老舗メーカー

UnsplashAnthony Chorenが撮影した写真

クレールフォンテーヌ、と連呼してきましたが、聞いたことのない方も多いかと思います。

もともと製紙メーカーで、1951年にノートを作り始めたそう。

1951 年、クレールフォンテーヌ社は自社の紙を用いたノートの製造に着手します。
このノートはほどなくしてフランスの学校風景にいつも登場する定番となり、 大人になっても家庭や職場、あらゆるシーンで愛用し続けられ、今では世代を超えて親しまれています。

クレールフォンテーヌについて

イメージとしては日本のコクヨ、キャンパスノートみたいな存在。

実は2010年からコクヨとクレールフォンテーヌは提携していて、クレールフォンテーヌのベラム紙をコクヨが製本したシリーズもあるんですよ。

だいぶ昔のはなしですが、8月のおわり頃フランスに出張に行ったことがあります。Back to schoolの準備をする時期だったので、スーパーで山積みになって特価で売られている大量のクレールフォンテーヌのノートを目撃しました。

意外と手頃な価格のクレールフォンテーヌ

万年筆が裏抜けしないノートを探したことのある方は経験があると思いますが、いいノートって結構高いんですよね。

普通に1000円位するのですが、クレールフォンテーヌは白い紙のレギュラータイプ、マドラスシリーズは500円で買えます。

もっとお手頃な価格のものだと、表紙がクリアケースのような素材のミメジスシリーズがあります。

他にクリーム色の紙のBack to basics 1951のシリーズやデザイン性の高いシリーズはお値段もしますが、素敵なデザインのものが揃っています。

機能的なのはもちろん、デザイン性の高さ、フランス製らしい色づかいも私のお気に入りのポイントです。

ちなみに、メモで有名なロディアも同じクレールフォンテーヌ社がつくっています。ロディアクラシックはクレールフォンテーヌと表紙以外はそっくりです。シックなデザインが好きな方は、ぜひロディアのノートもチェックしてみてください。

万年筆でも裏抜けしないノートをお探しの方に、フランス製のクレールフォンテーヌはオススメです!

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