文房具好きでノートにこだわりがある私ですが、ちょっと苦手なノートがあります。
それはリングノート。
コクヨからリングノートの最大の欠点を補うノートが発売になっていて、遅ればせながら入手してみました。
リングノートが苦手という方に読んでいただけると嬉しいです。
リングノートのデメリットはリングの素材が原因
考えてみたら当たり前の話なのですが、リングノートが苦手な理由はリングにあります。
私の苦手なポイントは2つ。
- 左側のページを書くときに、リングが右手にあたって書きにくい
- 破棄するときに分別がとっても面倒
1つ目はイメージしやすいと思います。リンクが大きめのノートで、ノート使いはじめの最初の頃は、本当に気になる!
2つめは、仕事で使うときのストレスです。使用済みのノートは何年か保管したら捨てています。
クライアントの情報なども書かれているので、会社の資料は専門業者の溶解処理に出しています。
そこで問題が。溶解できるのは基本的に紙だけ。クリップなどは混入しないように分別です。もちろんリングノートのリングも分別対象。(ホチキスは分別不要)
処分するときにリングをノートからはずすのが地味に大変なんです、、、。
外せるツールがあることを最近知ったのですが、まだ使ったことがなくて。手でムリヤリ広げてノートの穴から外していました。
一冊ならいいけど、何冊も続けると手が痛くなるんです。とほほ。
リングノートが苦手な方には、この2つの理由、共感していただける方も多いのではないでしょうか。
コクヨ独自のソフトリングでリングのデメリットを減らす!
さて、少し前から使い始めたコクヨのソフトリングノートsooofa。もう一冊、ストックしてあるCampusノート×LAMYのノートもソフトリングです。
ソフトリングはコクヨ独自の樹脂でできたリングが使われています。
写真はCampus×LAMYコラボですが、sooofaもリングの素材もカラーも同じです。
半透明で見るからに柔らかそうなリング。確かに普通のリングと比べると、左ページを書くときに手が乗っても痛くはありません。
違和感がない訳じゃないけど、リングが平べったいことも相まって、使いにくさは緩和されています。
また、樹脂リングが円じゃなくてDの形なので、その分高さが押さえられているのもポイントです。
そして、もうひとつのデメリット。分別しにくいことですが、なんとこのリング、ハサミで切れるんです。
指が痛くなりながら、何冊もリングを外した日々よ、さようなら。ハサミで切れるなら専用のアイテムもいらないし、いいですよね。コクヨさんありがとう。
ソフトリングノート、実は結構前からありました
ソフトリングノートの歴史は意外と古くて2015年に発売になっているそう。
私自身、存在を知ってはいましたが「とはいえ、リングはリングでしょ」という疑心暗鬼な気持ちがあり、試さずにいました。
2020年10月に、日本人ならみんな知ってるキャンパスノートからソフトリングノートが出て、その存在がメジャーになった、という感じでしょうか。
2021年の6月には、私の購入した、おしゃれなくすみカラーで実用性も高いノートsooofaが発売になっています。
従来型のリングノートにも良いところはある
ここまで、従来型のリングノートは苦手、という話を書いてきたのですが、そこはノート好きの私。リングノートを使っていないわけじゃありません。
ちょっとかわいそうになったので、良いところを考えてみました。
- 半分のサイズにして使える
- リングのカラーによっては高級感がある
- 使用後になかみを入れ替えられる場合もある
ひとつめは、分かりやすいですね。綴じノートと違って、片面を後ろ側に回してもスッキリ使えます。
高級感は、下の写真左にある、今は亡きマルマンのボストンノートを思い浮かべて書きました。ネイビーの分厚い表紙にゴールドのリングが正統派な雰囲気を醸し出していました。(なぜ無くなってしまったのか、、、)
なかみの入れ替えメリットは、ちょっと特殊かもしれませんが、蔵前のカキモリのオーダーノートを想定しています。写真右側が以前カキモリで作ったノート。
中の紙や表紙のデザイン、パーツを自分で選んで製本してもらえます。私は大好きなトモエリバーとバンクペーパーをいれています。
この時はリングが全体にあるものをを選びましたが、上下のみリングで止めるタイプにすることもできます。
そして、オーダーノートの特徴が、使い終わったら中の紙を取り替えられること。これは綴じノートじゃ絶対にできません。
リングノートならではのメリットですね。
実は手元に一冊、使い終わったカキモリのノートがあるので、いつか中を入れ替えたいな、とおもっているのでした。
リングノートのデメリットを乗り越える、コクヨのソフトリングは一度使ってみる価値あり!
リングノートの良さもあるけれど、こういう商品の進化は大歓迎です。
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