NOLTY手帳用紙でできたノートが万年筆に最適

万年筆でも快適に書けるノート探しに勤しんでいる万年筆ユーザーのみなさん、こんにちは。

私も万年筆好き、ノート好きということで、良さそうなノートがあると使ってみずにはいられません。

楽天の能率協会公式ページでは結構セールをやっていて、NOLTYのノートが割引になっていた時にまとめめ購入しました。

仕事用ノートとして１冊使い終わったので、レビューをしたいと思います。ノートを探している方のお役に立てると嬉しいです。

手帳に使われる用紙はとても機能的

NOLTYのノートの一番の特徴は、手帳用紙でできている、ということ。

手帳に使われる用紙は、多くの場合普通のコピー用紙などと違って特徴があります。

主な特徴は3つ。

• 薄くて軽い
• 丈夫（破れにくい）
• 色々な筆記具に対応している

手帳は毎日持ち歩き、１年使い続けるものだから軽くて丈夫。もちろん、しっかり厚手の紙を使ったものもありますが、大まかな傾向としては薄くて丈夫な紙が多いです。

３つ目に書いた「色々な筆記具に対応」は、鉛筆、シャープペン、水性ボールペン、油性ボールペン、そして万年筆を想定しています。

万年筆以外は、好みを度外視すればほぼ全ての紙でストレスなく書けると思いますが、万年筆だけはインクフロー（インクの量）やインクの種類（成分）によって、滲んだり、裏抜けしたりといった問題が起きます。

裏抜けが酷くて、ノートを片面しか使えない、なんてことが起きるのも万年筆ならでは。

手帳だと、日付の印字があるので、万年筆で記入した裏側は使えない、なんてことになると困ります。

NOLTYや高橋書店、ダイゴー、ナカバヤシ、ほぼ日、MIDORI（トラベラーズノート含む）などの大手メーカーの手帳では、そんな要求の多い万年筆でも裏抜けしにくい、使い心地の良い紙が採用されています。

NOLTYのノートは手帳用紙でできている

NOLTYノートを使い始めて最初に感じた特徴は、紙がパリッとしていること。表面は滑らかでツルツルしています。１枚１枚が薄く、紙のクッション感が無いからパリッと感じるのだと思います。

紙の薄さはさすが手帳用紙。実際に能率手帳で使われている紙だけあります。

薄いので裏側から見たときに筆記具によっては若干透けることもありますが、万年筆で書いても裏抜け無し！

薄い＝軽い、なのでページ数の多いノートの割に軽くて気兼ねなく持ち運びできる。

手帳用紙でできたNOLTYノートはお仕事用のニーズを満たしたよいノートだと思いました。

私はA5サイズを使っています。

B6サイズもありますよ。

仕事ノートにはINDEXが欲しいのでカスタマイズ

仕事用のノートは後から見返すことが多いので、普段からページの冒頭に必ず日時を記載してから使っています。それでもお目当ての情報を探すときには何ページもページを捲る必要がありました。

この前に２冊連続で使った、DAIGOのisshoniノートにはINDEXが書けるページがあって、後からのレファレンスがとても楽。

isshoniもNOLTYももともと各ページにノンブル（ページ番号）が入っています。INDEXがあれば完璧なのでNOLTYでも表紙裏にINDEXが書ける欄を作ってみました。

あまり存在感を出したくなかったので、ユニボールワンのネモフィラブルーという、ブルーグレーのペンを使っています。

ちょっと残念だったのは、かなりインク溜まりができていること。ユニボールワンのインクのせいか、使った定規との相性か、はたまた見返しの紙がデコボコしているからかはわかりません。

使用には差し支えないので、気にせず使っています。

NOLTYノートで裏抜けしなかった万年筆インク

実際に記入して裏抜けのなかった万年筆インクと万年筆の組み合わせを記載しておきます。

インクのメーカー、インクの色名の順に記載します。カートリッジと書いていないものは瓶のインクです。

インクフローはニブにも関係するので、かっこ内に万年筆とニブの太さを書いておきます。

• ペリカン4001 ブリリアントブラウン（LAMYサファリ　F）
• Kaweco ブルーブラック/カートリッジ（Kaweco sports F）
• LAMY 黒/カートリッジ　（LAMYサファリ EF）
• LAMY ブルーブラック/カートリッジ （LAMYサファリ　漢）
• 【注意】ドクターヤンセン　ゲーテ（ペリカン　スーベレーン400 F）※インク溜まり部分のみ、微妙に裏抜けした箇所がありました。使用には差し支えない範囲です。

私の普段遣いのインクで、あまり参考にならないかもしれませんが。このメーカーのインクが大丈夫なら、こっちのも大丈夫かな？くらいな感じで参考にしてもらえると嬉しいです。