ドイツのブランド、LAMYのサファリシリーズは手ごろな価格で品質もよく、万年筆の日常使いにぴったりです。
サファリには多くの場合、同じ軸の色で万年筆、ボールペン、シャープペン、ローラーボールが展開されています。
LAMYサファリのローラーボールってどうなの?買ったけれど、使い心地がイマイチ…という方に、自分好みに芯を変える方法をご紹介します。
ローラーボールってなに?
ローラーボールって初めて聞く方もいると思います。今では筆記用具といえばボールペン、ですよね。
ボールペンとローラーボールの違いは簡単で、インクの性質の違いです。
- ボールペン:油性
- ローラーボール:水性
メーカーによってはローラーボールのことを「水性ボールペン」といっていたりもします。
水性なので、サラサラと軽い書き心地が特徴です。
LAMYのローラーボールはそのままでは互換できない
LAMYのローラーボールには純正のM63という芯が入っています。万年筆もそうなのですが、LAMYはほかのメーカーと互換性が無い独自規格の替え芯になります。
そのため、そのまま使える互換性のある芯は残念ながらありません。
私の場合購入当初、ローラーボールを快適に使っていたのですが、ある時から筆記線が安定しなくなり、インクが出たり出なかったりするようになりました。また、LAMYのもともと入っている芯はM字(中字)で、細字が好きな私には太すぎる…。
そこで、お気に入りのジェットストリームの芯をLAMYに入れて使うことにしました。
今回ひと手間加えて互換するサファリのローラーボール。
軸は新イエロー×黒クリップのタイプ。
サファリの定番にイエローがありますが、2014年にクリップの色がシルバーに変わり、黄色の色味も軽いカラーに変更になっています。
現行品のイエローのローラーボールはシルバークリップです。
LAMYローラーボールのジェットストリーム化に必要なもの
- LAMYローラーボール本体
- ジェットストリーム替え芯(SXR-89-05 0.5mm)
- UNISボールペンリフィルアダプター LM63
互換するのは0.7㎜のリフィルでも大丈夫です。
ジェットストリーム化の手順
手順、というほどでもないほど簡単です。
全てのパーツを用意します
ジェットストリームの替え芯をアダプターに入れます。
ジェットストリームの替え芯を完全にアダプタに入れます
アダプターにセットしたリフィルをLAMYサファリに入れます
軸をセットして完成
手順をご紹介するほどでもないほど簡単です。
使い心地は?
肝心の使い心地ですが、さすがジェットストリーム滑らかな書き心地です。
ものすごく細かい点を指摘するなら、LAMYのペン先の黒い部分の穴の直径より、リフィルのシルバー部分の直径が細いせいで、書くときにかすかに当たる音がします。ぐらぐらする、というほどではないので私には許容範囲です。
純正芯じゃないからそういう細かいフィット感は劣りますが、使用に影響があるほどではありません。
ちなみに、同じアダプターでジェットストリーム以外にも、スリッチやピクーニャ、ハイテックCコレト、ゼブラのエマルジョンインクなどもセットできるので、お好みのインクやカラーでサファリを楽しめますね。
LAMYサファリのローラーボールを好きな替え芯で使いたい方に、アダプターを使っての換装は簡単でおすすめ!
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