万年筆歴も20年近くなり、色々な万年筆を使ってきましたが、廉価版含めて1本も持っていなかったセーラー万年筆。なぜ持っていなかったのか、特別に理由はないのですが、いつかは使ってみたいな、、と思っていました。
最近、万年筆、特に金ペンの値上がりが激しくて、1万円代で金ペンを買うのが難しい時代に。こんなことならもっと買っておけばよかった…。
値上がりばかりの現在でも、ネット通販であれば1万円代で購入できる金ペン、セーラー万年筆の四季織のシリーズ。
ということで昨年購入していました。どのインクを合わせるかに迷って、しまい込んでいたのですが、やっとインクを決めて使い始めたのでレビューです。
セーラー万年筆の 四季織 SHIKIORIについて
セーラー万年筆の四季織は2017年に始まったシリーズで、日本の四季をテーマにしています。日本ならではの繊細な色のアイテムがたくさんそろっているのが特徴です。
アイテムも幅広くて、季節を表す色で万年筆とインクが展開されています。
- ボールペン
- 万年筆(スチールペン先)
- 万年筆(金ペン先/14金/中型)
- インク(瓶・カートリッジ)
限定カラーも出ているので、色々と集めだすと大変なことになるかも。それくらい魅力的なシリーズです。
四季織 雪月空葉 春空
私が購入したのは雪月空葉【せつげつそらは】の春空。

公式によるスペックはこんな感じ。
- φ17×124mm(クリップ部含む)
- 軸径:φ12mm
- 本体重量16.8g
手持ちの万年筆の中でも比較的短めの軸なので、キャップをうしろにさして書いています。

ニブは金色で、中細。黄みの強めな金色のニブが、セーラーだなぁという感じ。中細ではありますが、かなり細めのペンがかけました。個体差なのか使い始めのためかは不明です。ペンポイントも小さくて、少しサリッとした感覚をペン先に覚えます。
四季織のブルーグリーンのインク 山鳥
春空に入れるインクは山鳥を選びました。

万年筆の淡い水色系統のカラーのインクを探していたのですが、私の好みはグレーがかっていたり、青緑系だったりでして。ひとまずお試しにカートリッジ3本入りを購入。使い始めて、頭で想像していたよりも、水色の軸から出てくる青緑が良い感じ。
中細のニブで書く細めの線でも、くっきり発色する山鳥ならメリハリがあって綺麗。字が上手くなったように見えます。
私にとってラッキーだったのは、バレットジャーナルに使っているモレスキンのポケットサイズでも裏抜けせずに書ける!カラーインクは裏抜けしやすい先入観でしたが、大丈夫でした。かなり細字だからかな。
カートリッジを使い終わったら瓶で買おうと思っています。
初めて買ったセーラー万年筆、四季織の春空×山鳥。なかなかお気に入りの組み合わせになりました。
今や貴重な、一万円代で金ペンの万年筆が買える、セーラーの四季織シリーズ、おすすめです。
四季織のインクもいいカラーがたくさんあるので、集める楽しみもありますよ。
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