ローラーボールに続いて、ラミー サファリの換装シリーズ。芯を変えて、サファリのボールペンの書き心地を良くしてしまおう、という記事です。
サファリのボールペンを買ったものの、書き心地が今一つ、、、と感じている方の参考になったら嬉しいです。
ラミー サファリのボールペンについて
サファリでは万年筆と同じカラーでボールペン、ローラーボール、シャープペンがあります。
ボールペンはノック式で、ノックする部分がゴム素材でできているのが、質実剛健な感じがして好きです。ラミー サファリに特徴的なクリップも、短めですがついています。
私のサファリ、ブルーのボールペンは旧デザインのため、クリップが黒です。万年筆、シャープペンも黒軸で持っています。
ラミーのボールペンが書きにくい、と感じる理由
この理由はズバリ、日本のボールペンが優秀すぎるから。
もともとインクのことだけを言えば、日本の100円のボールペンでも、海外の高級ボールペンに匹敵する、あるいはそれ以上に書き心地がよいものがたくさんありました。
さらに、ジェットストリームやアクロインキに代表される、低粘度油性インクが登場して、革命が起こったのでした。
それまで、滑らかな書き心地は水性のジェルインクにしか求められなかったのに、低粘度油性インクの登場で、滑らかな書き心地、書き出しのスムーズさが全て油性インクで実現したのです。
その影響で、従来タイプの海外の油性ボールペンを使ったときに
- 書き出しのインクの出が悪い
- 黒いインクが薄い
- 書き心地が良くない
などとなってしまったのです。
ラミーのボールペンの書き心地が悪い、と言われる理由はその辺りにあると思います。
ラミー サファリのボールペンの書き味向上に必要なもの
ラミーのボールペン、デザインがめちゃめちゃ素敵なので、書き心地をよくして無敵にします。
必要なものは3つだけ。
- サファリのボールペン
- 要らなくなったボールペンの芯
- 付け替えたいボールペンの芯(今回はパイロット BRFN30-F)
パイロットのBRFN30という芯は、2005年発売のTIME LINEというボールペンに入っていて、書き心地の滑らかなアクロインキがお気に入り。
私は今までに4本は使ってる、大好きなリフィルです。
サファリのブルーの軸に合わせてブルーの替え芯で使っています。
サファリ ボールペンのアクロインキ化の手順
LAMYの純正芯に比べて、今回使うPILOTアクロインキのリフィルは短いので、その差を埋めるためのスペーサーを作ります。
スペーサーとして要らなくなったボールペンの芯(写真一番下)を、PILOT芯とLAMY芯の差が埋まる長さになるようにカットします。
ボールペンの軸の中でPILOT芯とスペーサーは下の写真のリフィル(真ん中)のように並びます。
軸の中に、スペーサー→PILOT芯の順番で入れます。
スペーサーを入れた後、ペン先になる方を上に向けてPILOT芯を入れて黒いペン先のパーツを取り付けます。取り付けたらノックしてみて、ちゃんと芯が出し入れできるならOK。スペーサーが細いのでずれてうまくノックできないこともあるので、そうしたらもう一回取り出して、取り付けて、ノックして確認です。何回かやればちょうどいい位置に入るので心配しないでください。
これでPILOT芯への換装は終了。要らないボールペンの芯さえあればできるので簡単です。
メーカー推奨の方法ではないので、くれぐれも自己責任でお願いしますね。
ラミーサファリのボールペンの書き心地を良くしたいな、と思う方は、PILOT芯への換装、やってみてください。書き心地がアップすると、このボールペンを手に取る機会が増えますよ。
コメント